縮毛矯正してても広がる
本来なら縮毛矯正でクセがない状態なので広がらず落ち着いているはずですね。でも広がる、クセ以外にもダーメジの広がりで落ち着かないって事もあります。
今回は、縮毛矯正をしてても落ち着きが悪い原因にフォーカスしたいと思います。
縮毛矯正は、髪を軟化させて高温の熱で(アイロン)を入れる事で(タンパク変性)が起こり表皮(キューティクル)が固着し髪が真っ直ぐの状態で記憶されます。
一度固定された髪は、元に戻ることがありません。(何年たっても履歴は消えないし固着したままの形状)
クセが無くなってるなら広がらないはず
新生毛のクセ部分のみクセを取れば、本来問題ない根元から毛先までストレート。
数ヶ月たって新生毛が伸びてクセが目立ってボリュームが出てきます。伸びたクセ部分と縮毛矯正部分は視覚で確認できます。
(通常理想な状態↑)
問題は既染部の縮毛矯正の履歴部分にあります。戻るはずのない髪がクセ戻りを起こしていたり前回の新生毛のクセを伸ばす時にクセが残ってしまっているのが原因。
この状態ですと新生毛と縮毛矯正の境がわかりにくく、広がるのもわかりますね。
なぜ・・・また前回の履歴部分を真っ直ぐにしないのかって思いますね。美容美側を擁護するわけではありませんが、薬品とアイロンを入れたところに、もう一度するのは、気持ち的にブレーキがかかってしまいます。
もし・・薬剤、放置時間、アイロンの温度設定のどれか一つ間違ったら取り返しつかないダメージに。
以下の写真の様になるなら上記の写真の状態の方が良いですね。当事者の方もそう思うはずです。
当店は新規の方は縮毛矯正のオーダーが多くまた、このようなトラブルを抱えた方も少なくありません。
(例のダメージ写真↑)
新規のお客様なら・・尚のこと新生毛クセのみ取って施術を終わらせたいと思ってしまいます。縮毛矯正も沢山の種類の薬剤があります。(チオ系、シス系、シスチアミン、スピエラなど)薬剤によってアイロンの指定温度(180度〜200度以上)やスライス幅(5mm〜2cm以上)の違いや新生部のクセを伸ばすのにアイロン入れる回数(2回〜10回以上)術者に寄ります。クセが伸びないかもって気持ちが回数を増やしてします。このように店やスタッフ技術によって様々です。
縮毛矯正履歴箇所が例えば、15cmあるとして店を転々と変えている方なら店を変えた分だけの複数の違う縮毛矯正履歴があるってことになります。
薬剤によっては、髪に残留してることもあります。考えると色んなことが想定でき気持ちのストップかかってしまうのも仕方ないことだと思います。
基本毛先に向かってダメージが多くなると考えるとしたら、この様に複数の技術者の手が入っているので、上記の説明の通りダメージ箇所にも違いがあります。
お客様側の気持ちもわかります。広がる髪を落ち着かせたくて縮毛矯正をしているのですから、美容室を転々としたくなりますね。騒然のことです。
複数の美容室で縮毛矯正をすれば上記のな複数の履歴が蓄積されているのも事実。でも履歴箇所のクセを取らない限り落ち着かないのも事実ですね。
イデアルストレート の施術後になります。縮毛矯正の履歴箇所のうねりもなくなり、クセの広がりは解消され落ち着きも良くなっています。
イデアルは天然由来トリートメント、髪と同じ弱酸性のノンアルカリでアイロンを使わないので、縮毛矯正の履歴箇所にも対応できます。もちろんアイロンの縮毛矯正で可能ですが、失敗するリスクが少なく施術側も安心して行えるのが、お客様側にとってもメリットだと思います。
この様な、パターンは、今回一度でキレイにうねりが取れましたが、一度に取れきれない事もありますし、新生毛のクセと違って、一度縮毛矯正をしているクセですので、あまり無理をするのは良くないですね。
クセが残っていたとしても次回に残りの部分が取れたりしますので、短期で考えずにゆっくり直していくって感じ、あせらずに。
それよりも大事なのは、継続し一度受けた気になるダメージ部分は、カットしてキレイに伸ばしていくしかありません。年数はかかりますが一番の近道だと思います。