髪の構造とメカニズム
なぜ白髪ができるのか、髪の構造とメカニズムを見てみましょう。
白髪がなければ、もっと若々しくいられるのに白髪を見つけると何かタメ息が出そうになりますね。
では、白髪のメカニズムを知ろう!
毛乳頭のまわりにある毛母細胞の間には、メラノサイトという色素形成細胞があり、ここで、髪の色を作るメラニン色素が作られます。
しかし、このメラノサイトは、一生の間ずっとメラニン色素を作り続ける訳ではありません。メラノサイトの数が徐々に減少し、チロシナーゼと呼ばれるメラニン生成に必要な酵素の働きが弱ってくると、髪の色素が薄れて白髪になるのです。
<毛髪の構造>
毛根の最下部にある毛球部の毛乳頭が、毛細血管から栄養素を取り入れ、成長を開始。髪の生成に必要なアミノ酸などを吸収した毛母細胞は、細胞分裂によって少しずつ押し上げられ、頭皮の上に出た部分が毛髪となります。 また、成長する過程の中でメラニン色素が取り込まれ、髪に色がつきます。
毛髪は毛髄質(メデュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛表皮(キューティクル)からできています。 これらにはもともと色はなく、毛皮質の中に沈着しているメラニン色素によって髪の色が決まるのです。
ストレスや生活習慣などで、アミノ酸の消費でチロシナーゼの酸化によりメラニン色素を生成できずに白髪になってしまうこともあります。
食生活で予防もできるようですので、こちらも参考にして頂けたらと思います。